「僕も、君と出逢えて本当に良かった」
あぁ…。彼はまた、私が欲しい言葉をくれる。目を見て、真っ直ぐに。だから、嘘偽りないって信じられる。嬉しい、嬉しいよ…愁。私の頬に、一筋の涙が零れた。
私はこの3年間、幸せって思える時間がなかった。両親が亡くなって、新しい家族にも歓迎してもらえなかった。妹には距離をとられてしまっているし、学校に友達もいない。
いつもいつも、1人だった私に、愁はたくさんの幸せをくれた。
「僕は…、自分の事を人に知られるのがずっと怖かったんだ…。昔、人にうつる病気じゃないのに、丁度怪我で入院していた友達に、病気の事を話したら嫌われちゃって…。その時から、自分の病気の事は誰にも話さないって決めてたんだ。それが嫌だったならごめんね…?」
愁が謝る事じゃないよ。愁は悪くないよ。
「そっか…。それは、辛かったね…。でも、私はそんな事しない。愁が辛い時は、一緒に背負うし、愁が楽しい時は、私も楽しいって思える。私の幸せは、全部愁なんだよ…?」
あぁ…。彼はまた、私が欲しい言葉をくれる。目を見て、真っ直ぐに。だから、嘘偽りないって信じられる。嬉しい、嬉しいよ…愁。私の頬に、一筋の涙が零れた。
私はこの3年間、幸せって思える時間がなかった。両親が亡くなって、新しい家族にも歓迎してもらえなかった。妹には距離をとられてしまっているし、学校に友達もいない。
いつもいつも、1人だった私に、愁はたくさんの幸せをくれた。
「僕は…、自分の事を人に知られるのがずっと怖かったんだ…。昔、人にうつる病気じゃないのに、丁度怪我で入院していた友達に、病気の事を話したら嫌われちゃって…。その時から、自分の病気の事は誰にも話さないって決めてたんだ。それが嫌だったならごめんね…?」
愁が謝る事じゃないよ。愁は悪くないよ。
「そっか…。それは、辛かったね…。でも、私はそんな事しない。愁が辛い時は、一緒に背負うし、愁が楽しい時は、私も楽しいって思える。私の幸せは、全部愁なんだよ…?」