私は体から湯気が出ているのではと思うほど熱くなり、体を硬直させてしまった。
たまに彼の髪がサラサラと揺れ、私の大好きな彼の香りが漂う。
電車の座席ってこんなに近いんだと感じ、いつもは見えない彼の旋毛が見えたため心の中で喜ぶ私は、変態なのだろうか。
この時間がずっと続けばいいのにと思った直後、電車内にアナウンスが響き渡る。
その言葉の中には、私たちが降りる駅の名前が含まれていたため、彼をそっと起こした。
「ふわぁ…ってごめん!肩痛かったよね?!」
彼は欠伸をして腕を伸ばしたところで、私の肩に頭を置いていた事を慌てて謝った。
別に、嫌じゃなかったんだけどな…というのはもちろん伝えられず、大丈夫だよという言葉を返した。
「ここ、初めて来た」
「ほんと?良かった」
「愁っていつも私に"初めて"をくれるよね、ありがとね。愁のおかげで、世界に花が咲いたし、視野が広がったと思う」
「そんな事ないよ、それは全部、夏海の努力から成り立っているんだから」
たまに彼の髪がサラサラと揺れ、私の大好きな彼の香りが漂う。
電車の座席ってこんなに近いんだと感じ、いつもは見えない彼の旋毛が見えたため心の中で喜ぶ私は、変態なのだろうか。
この時間がずっと続けばいいのにと思った直後、電車内にアナウンスが響き渡る。
その言葉の中には、私たちが降りる駅の名前が含まれていたため、彼をそっと起こした。
「ふわぁ…ってごめん!肩痛かったよね?!」
彼は欠伸をして腕を伸ばしたところで、私の肩に頭を置いていた事を慌てて謝った。
別に、嫌じゃなかったんだけどな…というのはもちろん伝えられず、大丈夫だよという言葉を返した。
「ここ、初めて来た」
「ほんと?良かった」
「愁っていつも私に"初めて"をくれるよね、ありがとね。愁のおかげで、世界に花が咲いたし、視野が広がったと思う」
「そんな事ないよ、それは全部、夏海の努力から成り立っているんだから」


