「あ、いや、ううん!何も!」
見惚れてしまっていた。本当に、綺麗だったから。美しい、と心の底から思った。そして、儚いとも思ってしまった。消えていってしまうのではないかと不安になるくらい。
あんなにも長い時間、私のためのお願いをしてくれていたんだよね。
「じゃあ、次はおみくじ引こ!」
私は毎年、おみくじだけは楽しみにしていた。両親と温泉に行く前の初詣では、大吉を出したっけ。それをお母さんがたくさん褒めてくれてたんだ。懐かしい。
おみくじを引いた後、2人で同時に見せることになった。
「よし、せーのっ!」
結果、私は小吉、彼は末吉と、2人してあんまりしっくり来ないものを引いてしまった。
「えーと…」
恋愛運は『大切な者去る』か…。どうしてこういう時だけは当たってしまうのだろうか。
彼は本当に、運命に流されるがまま、消えていってしまうのだろうか。
「愁は恋愛運、どう?」
私は彼が眺めているおみくじを覗き込む。
『両思いだが叶わない』って…。
見惚れてしまっていた。本当に、綺麗だったから。美しい、と心の底から思った。そして、儚いとも思ってしまった。消えていってしまうのではないかと不安になるくらい。
あんなにも長い時間、私のためのお願いをしてくれていたんだよね。
「じゃあ、次はおみくじ引こ!」
私は毎年、おみくじだけは楽しみにしていた。両親と温泉に行く前の初詣では、大吉を出したっけ。それをお母さんがたくさん褒めてくれてたんだ。懐かしい。
おみくじを引いた後、2人で同時に見せることになった。
「よし、せーのっ!」
結果、私は小吉、彼は末吉と、2人してあんまりしっくり来ないものを引いてしまった。
「えーと…」
恋愛運は『大切な者去る』か…。どうしてこういう時だけは当たってしまうのだろうか。
彼は本当に、運命に流されるがまま、消えていってしまうのだろうか。
「愁は恋愛運、どう?」
私は彼が眺めているおみくじを覗き込む。
『両思いだが叶わない』って…。


