それに私からしたら、いつも優しくて完璧な彼の焦った顔が見れて、内心喜んでいる。この事を彼に言ったらきっと怒られるだろうから、口にはしないけれど。
それよりも気になっているのが、彼の足取り。いつも屋上に向かう時はもっとしっかり歩いているのに、今日はおぼつかない。
「ねぇ愁…大丈夫?体調悪いの?」
彼は、私が体調と言った瞬間、ビクリとしていたが、すぐに笑顔を取り戻した。
「何言ってるの、大丈夫だよ」
私は、その笑顔を知っている。無理に笑おうと頑張っている、笑顔。私には弱い所を見せないようにしている、悲しい笑顔。
それでも、私はやっぱり欲望には勝てない。彼と初詣に行けるなんて、きっと最後だから。こんなの言い訳なのは分かってる。それでも、私は今を、彼と過ごしたい。もし今、彼が帰ってしまったら、もう一生初詣は一緒に行けないから。
だから今だけは、その笑顔に甘えさせてね。
「そっか、なら初詣、楽しもうね!」
それよりも気になっているのが、彼の足取り。いつも屋上に向かう時はもっとしっかり歩いているのに、今日はおぼつかない。
「ねぇ愁…大丈夫?体調悪いの?」
彼は、私が体調と言った瞬間、ビクリとしていたが、すぐに笑顔を取り戻した。
「何言ってるの、大丈夫だよ」
私は、その笑顔を知っている。無理に笑おうと頑張っている、笑顔。私には弱い所を見せないようにしている、悲しい笑顔。
それでも、私はやっぱり欲望には勝てない。彼と初詣に行けるなんて、きっと最後だから。こんなの言い訳なのは分かってる。それでも、私は今を、彼と過ごしたい。もし今、彼が帰ってしまったら、もう一生初詣は一緒に行けないから。
だから今だけは、その笑顔に甘えさせてね。
「そっか、なら初詣、楽しもうね!」


