儚く美しい彼に、幸せの花雨を。

私は彼らと別れを告げ、家へと向かった。
柊君と話していたから、到着が遅くなってしまった。
「た、ただいまぁ…」
なるべく、気付かれないように自分の部屋に向かおうとしたけれど、リビングにいたお義母さんに見つかってしまった。
あからさまにビクッとしてしまった私は、帰りが遅くなった事を怒られる覚悟でお義母さんの元へ向かった。
「おかえりなさい、早速だけど…」
この間が怖いんです。
「初詣、行こー!」
「……へ?」
思わずポカンとしてしまう。絶対、怒られる覚悟でいたから。
お義母さんの勢いに流れるがまま、初詣に行くことになった。
神社に向かう途中で、美麗にお義母さんは怒ってなかったか聞くと。
「あぁそっか、お姉ちゃんはまだ知らないんだよね!お母さんってね、こういうイベント系の時、一日中ご機嫌なの!だから全然怒ってなかったよ」
彼女は、お義母さんに聞こえないように声を潜めて言った。
イベント系の時上機嫌なのはお母さんと何一つ変わらないな。さすが姉妹。