儚く美しい彼に、幸せの花雨を。

得意といっても、学年でずば抜けて出来るという訳でもなく、ただ好きなだけ。特に、物語文は好きだ。素敵な言葉にも出会えるし、感情移入しやすく、考えやすい。主人公になりきって物語を進んでいくと、小説を読んでいるかのような気持ちになれて、感動で涙を溜めてしまう時もある。
そういえば、愁も国語が好きって言ってたっけ。もし生きられたら国語の先生になりたいって言ってたな…。その時の私はなんて言っていいのか分からなかったから、沈黙になってしまい、愁を謝らせる結果となってしまった。私みたいな特に夢も特技もない人間と、愁みたいな夢もあって人を笑顔に出来る優しい人間、どうして生き残るのが私なのだろうか。愁といると、自分の無力さを痛感させられる。自分はこの世に必要ないとか、どうして私じゃないんだろうとか、色々とネガティブに考えてしまうのも私の悪い癖。そのせいで愁にも謝らせたり心配させたりばかりだ。
愁と出会う前からも、ずっとそう思っていた。なんで私は生きているんだろうとか、生きている意味ないなとか。