儚く美しい彼に、幸せの花雨を。

感謝を伝えるだけで3年も経ってしまった。
辛い事はたくさんあったけど、向き合うことが出来て本当に良かった。
「…私は、お姉ちゃんを嫌ったことなんて1回もなかった…。そう見えていたならごめん。お姉ちゃんが事故に遭う日、私はちゃんとお姉ちゃんと話してみようって決めたんだ。でも事故に遭ったって電話が来て、このままもう、死んじゃったらどうしようって…私の気持ち伝えられなかったらどうしようって…だから、お姉ちゃんが生きてるって聞いた時はもう腰が抜けちゃって、本当に嬉しかった。だから、生きててくれてありがとう。大好きだよ」
「うん、うんっ…!ありがとっ…」
泣かないつもりだったのに、美麗の前ではお姉ちゃんらしくいようって決めてたのに…。もう、止められなかった。大粒の涙を流しながら、ハンカチで何度も拭った。
「あの、さ」
声をあげたのはお義母さんだった。
「今の空気壊すのほんと申し訳ないんだけど、夏海…化粧が…」
「え…あっ!化粧してたの忘れてた…」