儚く美しい彼に、幸せの花雨を。

「そうよっ…夏海が2人を忘れない限り、心の中で、ずっとずっと生きていくことができるんだよ。だからこれからは、自分の行動を後悔しちゃダメだよ?夏海が悲しい思いをする事が、天国の2人にとって1番悲しいことだからね」
「うんっ…!」
私は本当に、愛されているんだな…。
いつか私も、誰かの心を救えるような人になりたいな。
最後に、美麗。
「美麗、私ね、ずっとあなたに嫌われてるんだと思ってた…」
「お姉ちゃん…」
美麗はもう中学3年生だから、私がこの家に預けられた理由とかは聞いているだろう。聞いていないとしても、多分もう察しているだろう。
「でも、それは違ったんだって気付けた。美麗は私の事家族だって思ってくれてるんだって、知ることが出来た。だから、もう勝手に相手の気持ちを決めつけない…もっともっと、美麗に向き合おうって、思うことが出来たよっ…事故に遭って辛いこともあったけど、でも、こうしてみんなの気持ちを知ることが出来て、私は事故に遭って良かったって思えた…そうじゃなかったらきっと、いつまでも向き合うことが出来なかったから」