「両隣は704と706ですよ。だからそこは705のはずです」
「どういう意味ですか?」
「たぶん、その住居表示は偽造じゃないですかね」
そう言われて土岐はもう一度郵便受けの番号を確認した。真鍮の数字が埋め込まれているプレートをよく見ると、郵便受け本体から取り外せるようになっていた。土岐はキャデラックに戻った。
「なんで、偽造なんかしているんですかね?」
「今夜はこれで切り上げて明日ロス市警に頼んで住民の情報を聞くことにしましょう。ステーキハウスに行きますか」
と林がエンジンを掛けた。土岐の頭の中を衝撃が走った。住居番号が奈津子のスカイラインと長田のBMWのナンバーと同じだった。
「車のナンバープレートをライトアップしてもらえますか」
と林にお願いするとヘッドライトの明かりの中に最後尾の型式の古いドッジのナンバーが浮かび上がった。同じ番号だった。
「その前の車のナンバーもお願いします」
と土岐が言うと林は車をゆっくりと前進させた。その前の車のナンバーも州は異なるが同じ3411だった。中には前後にアルファベットを含むものもあった。車の型式はいずれもかなり古かった。車が五六台、固まって駐車している光景はそこでホームパーティでも開かれていれば何の変哲もない光景だった。しかし駐車している車の登録ナンバーが全て同一で、かなりのオールドカーあることに気付けば突如異様な光景に変わる。
「もういいですか?ナンバープレートが、どうかしたのですか?」
「みんな、おんなじ番号なんです。3411」
「空いていれば自分の好きな番号を選べます。割増し料金を取られはしますけれど。家族や恋人同士で誕生日とかラッキーナンバーとかで同じ番号にすることはよくあることです」
「3411って、なんの番号ですか?」
「覚えやすいように、住所と同じにしたのではないですか?」
「皆、他の州のどこかの町の同じ番地に住んでるということで?」
「そこ迄は知らないけれど。気になるのならメモをとっておいたらどうですか?ロス市警に所有者がどんな人物か聞いてみますよ」
「それに、あそこの車、ずいぶん古いものばかりですよね」
「どういう意味ですか?」
「たぶん、その住居表示は偽造じゃないですかね」
そう言われて土岐はもう一度郵便受けの番号を確認した。真鍮の数字が埋め込まれているプレートをよく見ると、郵便受け本体から取り外せるようになっていた。土岐はキャデラックに戻った。
「なんで、偽造なんかしているんですかね?」
「今夜はこれで切り上げて明日ロス市警に頼んで住民の情報を聞くことにしましょう。ステーキハウスに行きますか」
と林がエンジンを掛けた。土岐の頭の中を衝撃が走った。住居番号が奈津子のスカイラインと長田のBMWのナンバーと同じだった。
「車のナンバープレートをライトアップしてもらえますか」
と林にお願いするとヘッドライトの明かりの中に最後尾の型式の古いドッジのナンバーが浮かび上がった。同じ番号だった。
「その前の車のナンバーもお願いします」
と土岐が言うと林は車をゆっくりと前進させた。その前の車のナンバーも州は異なるが同じ3411だった。中には前後にアルファベットを含むものもあった。車の型式はいずれもかなり古かった。車が五六台、固まって駐車している光景はそこでホームパーティでも開かれていれば何の変哲もない光景だった。しかし駐車している車の登録ナンバーが全て同一で、かなりのオールドカーあることに気付けば突如異様な光景に変わる。
「もういいですか?ナンバープレートが、どうかしたのですか?」
「みんな、おんなじ番号なんです。3411」
「空いていれば自分の好きな番号を選べます。割増し料金を取られはしますけれど。家族や恋人同士で誕生日とかラッキーナンバーとかで同じ番号にすることはよくあることです」
「3411って、なんの番号ですか?」
「覚えやすいように、住所と同じにしたのではないですか?」
「皆、他の州のどこかの町の同じ番地に住んでるということで?」
「そこ迄は知らないけれど。気になるのならメモをとっておいたらどうですか?ロス市警に所有者がどんな人物か聞いてみますよ」
「それに、あそこの車、ずいぶん古いものばかりですよね」


