「違うって、どう?」
「私、視力2・0で、遠視には自信があるんだけど。とっても良く似てはいるんだけど、ちょっと、違う、ようなのよ」
「どう違うの?」
「ほら、ハンドバッグや旅行カバンのブランドの模様やエンブレムがあるでしょ。あんなののできそこないの偽物というような感じなの」
「長田の自白を待つしかないだろ。長田が敬子の町屋の葬儀の受付にいたってえのは、死亡保険の請求の確認と、多分、保険金の一部の受取を香典で先取りしに来たのかもな」
「去年の夏の隅田川の溺死体の第一発見者が長田だったと言ってまし
たよね。あれどうもおかしな感じなんで、長田は何であの女子高生が
隅田川に転落したあとすぐに逃げなかったのか?」
「殺すことだけが目的ではなかったんだ。その状況をデジタルビデオに納めて愛好者に高値で売りつけるのも目的だった。だから長田はその状況をデジタルビデオで撮影しなければならなかった。それに女の子が桜橋から転落したという通報が110番にあった。それで花火会場をパトロールしていた巡査の携帯に連絡が入り、その巡査が桜橋からあたりを見回したら墨田区側の川岸でうごめいているホームレスを発見して、女子高生の死体があったんで、その場で身柄を押さえて職務質問したというわけだ」
「溺死をビデオに撮るということであれば橋の上から突き落としたら撮りづらいんじゃないかしら?通報したのは誰なの?」
「女の声だったというんだが、誰だかは知らねえ。多分、その記録が残っているだろうから、確認してみよう」
と言いながら、南條は携帯電話で早速、墨田署の当直に電話した。
「二人の関係はどうなの?奈津子さんは長田に殺されたの?」
「奈津子を殺したのは状況からしてどう考えても長田以外にはねえ」
とぐい飲みを舌先でなめるようにして南條が言う。
「あれ扼殺ですよね。喉に親指の跡が2箇所あったから。馬乗りになって体重で喉を押すようにして絞め殺したんですよね」
南條が話を元に戻した。
「私、視力2・0で、遠視には自信があるんだけど。とっても良く似てはいるんだけど、ちょっと、違う、ようなのよ」
「どう違うの?」
「ほら、ハンドバッグや旅行カバンのブランドの模様やエンブレムがあるでしょ。あんなののできそこないの偽物というような感じなの」
「長田の自白を待つしかないだろ。長田が敬子の町屋の葬儀の受付にいたってえのは、死亡保険の請求の確認と、多分、保険金の一部の受取を香典で先取りしに来たのかもな」
「去年の夏の隅田川の溺死体の第一発見者が長田だったと言ってまし
たよね。あれどうもおかしな感じなんで、長田は何であの女子高生が
隅田川に転落したあとすぐに逃げなかったのか?」
「殺すことだけが目的ではなかったんだ。その状況をデジタルビデオに納めて愛好者に高値で売りつけるのも目的だった。だから長田はその状況をデジタルビデオで撮影しなければならなかった。それに女の子が桜橋から転落したという通報が110番にあった。それで花火会場をパトロールしていた巡査の携帯に連絡が入り、その巡査が桜橋からあたりを見回したら墨田区側の川岸でうごめいているホームレスを発見して、女子高生の死体があったんで、その場で身柄を押さえて職務質問したというわけだ」
「溺死をビデオに撮るということであれば橋の上から突き落としたら撮りづらいんじゃないかしら?通報したのは誰なの?」
「女の声だったというんだが、誰だかは知らねえ。多分、その記録が残っているだろうから、確認してみよう」
と言いながら、南條は携帯電話で早速、墨田署の当直に電話した。
「二人の関係はどうなの?奈津子さんは長田に殺されたの?」
「奈津子を殺したのは状況からしてどう考えても長田以外にはねえ」
とぐい飲みを舌先でなめるようにして南條が言う。
「あれ扼殺ですよね。喉に親指の跡が2箇所あったから。馬乗りになって体重で喉を押すようにして絞め殺したんですよね」
南條が話を元に戻した。


