と土岐がごり押しをすると、すぐに折れた。土岐がレンタカーで戻ってくるとBMWは車庫の前に路上駐車していた。長田はガレージに入れるようにとレンタカーを誘導した。土岐が頭からガレージに突っ込もうとすると長田はそれを制し、バックでいれるように要請した。土岐がバックで切り返しながら車庫入れすると、シャッターが下ろされ車庫内は真っ暗になった。やがて蛍光灯が点灯された。
「トランクを開けて、こっちに来て」
と言う長田の声がした。隣の車庫を見ると、奈津子のスカイラインGTが納まっていた。
「永山さん出社してないんですか」
「今日は保育園の遠足だそうで、朝早く二人を保育園迄運んできた」
と言いながら長田は母屋に通じるドアを開けて、土岐を手招きした。レンタカーのトランクを開けて、長田のあとについて行く。車庫から母屋に続く渡り廊下の先で長田は手術室の観音開きのドアを開け、手術台の傍らに立った。そこには、緑色の繊維質の袋があり、生身の肉塊が入っているように見えた。
「足の方を持って」
と言う長田の指示に従って二人でその袋を持ち上げた。目検討で四十キロ程度に見えた。腰の辺りでくの字に折れ曲がっていた。持ち運びにくさのせいで五十キロ以上あるように感じられた。前日の女の子のイメージよりも少し重いように思われた。
「重いですね」
「腐植土を多めにいれてある」
と長田は持ち運びながら言った。長田が両脇の辺りに手を差し込むような形で後ろ向きに先導しガレージ迄二人で袋を運んだ。非力な土岐の腕力がなくなりかけていた。レンタカーのトランクの中に袋の腰の辺りを先に入れ、足のあたりを折り曲げてトランクを締めた。
「腐植土をたくさん詰めてあるので袋を開けるとこぼれる。絶対に袋は開けないように。遺棄する場所を教えるので食堂に来て」
と言う長田の要請にしたがって朝食を取ったばかりの食堂に引き返した。ガレージから母屋に続く細い廊下を行くと、左手に手術室があり、その先に食堂があった。食堂につくと長田は甲信越の道路地図を出した。食器がまだテーブルの上に置かれたままになっていた。
「トランクを開けて、こっちに来て」
と言う長田の声がした。隣の車庫を見ると、奈津子のスカイラインGTが納まっていた。
「永山さん出社してないんですか」
「今日は保育園の遠足だそうで、朝早く二人を保育園迄運んできた」
と言いながら長田は母屋に通じるドアを開けて、土岐を手招きした。レンタカーのトランクを開けて、長田のあとについて行く。車庫から母屋に続く渡り廊下の先で長田は手術室の観音開きのドアを開け、手術台の傍らに立った。そこには、緑色の繊維質の袋があり、生身の肉塊が入っているように見えた。
「足の方を持って」
と言う長田の指示に従って二人でその袋を持ち上げた。目検討で四十キロ程度に見えた。腰の辺りでくの字に折れ曲がっていた。持ち運びにくさのせいで五十キロ以上あるように感じられた。前日の女の子のイメージよりも少し重いように思われた。
「重いですね」
「腐植土を多めにいれてある」
と長田は持ち運びながら言った。長田が両脇の辺りに手を差し込むような形で後ろ向きに先導しガレージ迄二人で袋を運んだ。非力な土岐の腕力がなくなりかけていた。レンタカーのトランクの中に袋の腰の辺りを先に入れ、足のあたりを折り曲げてトランクを締めた。
「腐植土をたくさん詰めてあるので袋を開けるとこぼれる。絶対に袋は開けないように。遺棄する場所を教えるので食堂に来て」
と言う長田の要請にしたがって朝食を取ったばかりの食堂に引き返した。ガレージから母屋に続く細い廊下を行くと、左手に手術室があり、その先に食堂があった。食堂につくと長田は甲信越の道路地図を出した。食器がまだテーブルの上に置かれたままになっていた。


