と言われるままに土岐はおかゆを飲み込んだ。薄くほのかな塩味がした。飲み込むときずきんという痛みが後頭部を稲妻のようにジグザグに走った。痛みと空腹で言葉が出ない。少しずつ空腹が満たされていくのが分かった。痛みのせいか茶碗一杯のおかゆで満足した。
「またひと眠りできるでしょう。あすの朝早く目が覚めると思うので説明はその時に。トイレは部屋の中にありますから。あのドアの所。それから警察統計研究所にはお休みの電話を入れときました」と奈津子は部屋から出て行った。カチッという音で部屋の外から施錠するのが分かった。土岐は次第にうとうととし始めた。
意識が遠のき、男と女が言い争うような声で次に目が覚めたのは薄明るい光の中だった。頭の上の方に小窓がある。早朝の曙光が溢れていた。頭痛は大分弱くなっていた。トイレに行こうとしてベッドの上で上半身を起こす。軽いめまいと疼痛が後頭部を襲った。足をベッドの外に下ろす。恐る恐る立ち上がる。少しふらつく。立ち上がることができた。はだしのまま部屋を見渡す。ベッドのほかに調度品らしいものは何もない。出口の傍らにユニットバスのドアがある。その中で用を足した。白い木綿の寝巻きの下は裸だった。ベッドに戻ると朝食のトレイをもった奈津子が入ってきた。
「痛みはどうです?新しい下着と洋服はそこのクローゼットの中にあります。朝食をゆっくり召し上がりながら話を聞いて下さい」
とベッドの脇のテーブルの上にトレイを置いた。土岐はベッドの脇に椅子を持ってきてトーストを食べることにした。
「またひと眠りできるでしょう。あすの朝早く目が覚めると思うので説明はその時に。トイレは部屋の中にありますから。あのドアの所。それから警察統計研究所にはお休みの電話を入れときました」と奈津子は部屋から出て行った。カチッという音で部屋の外から施錠するのが分かった。土岐は次第にうとうととし始めた。
意識が遠のき、男と女が言い争うような声で次に目が覚めたのは薄明るい光の中だった。頭の上の方に小窓がある。早朝の曙光が溢れていた。頭痛は大分弱くなっていた。トイレに行こうとしてベッドの上で上半身を起こす。軽いめまいと疼痛が後頭部を襲った。足をベッドの外に下ろす。恐る恐る立ち上がる。少しふらつく。立ち上がることができた。はだしのまま部屋を見渡す。ベッドのほかに調度品らしいものは何もない。出口の傍らにユニットバスのドアがある。その中で用を足した。白い木綿の寝巻きの下は裸だった。ベッドに戻ると朝食のトレイをもった奈津子が入ってきた。
「痛みはどうです?新しい下着と洋服はそこのクローゼットの中にあります。朝食をゆっくり召し上がりながら話を聞いて下さい」
とベッドの脇のテーブルの上にトレイを置いた。土岐はベッドの脇に椅子を持ってきてトーストを食べることにした。


