どうしようかと考えている時だ。教室から髪の毛を坊主にした二人の先輩が、楽しそうに話しながら出てきた。二人とも眉毛まで剃っており、どう見ても危なそうな人にしか見えない。それでも、意を決して話しかけてみることにした。
「あの、すみません」
「お? どうした?」
坊主にした先輩のうち一人が、意外と明るく対応してくれた。
「木村先輩に会いたいので呼んでいただけませんか?」
木村先輩の名前を出した途端、二人はあからさまに驚いた。対応してくれた先輩が僕に尋ねる。
「あの、すみません」
「お? どうした?」
坊主にした先輩のうち一人が、意外と明るく対応してくれた。
「木村先輩に会いたいので呼んでいただけませんか?」
木村先輩の名前を出した途端、二人はあからさまに驚いた。対応してくれた先輩が僕に尋ねる。