二〇一八年、九月十一日、火曜日。

 今日も学校で無駄に時間を消費し、気がつくと昼休みだ。だが、これからは意味があることをしに行く。

 一人で食べ終えた弁当箱をしまい、紙袋に入れたCDを持って席を立ち、まだほとんどのクラスメイトがお弁当を食べている教室を後にする。

 階段を登り、三年二組の教室の近くまで来た。なんだかんがこの時を楽しみにしていたが、上級生のクラスはさすがに入りづらい。連絡先の交換もしていないので呼び出すこともできなかった。