「私のわがままの方が酷いよ」
「ど、どういうこと?」
狼狽える僕に、琴音はゆっくりと話し始めた。
「意識を取り戻した時に、この世界とは違う真っ白な場所にいたの。そこで、左腕のない女の子に会った。すぐに思い出したよ。事故に遭って眠っている時、夢の中で遭ったお姉ちゃんだってね。具体的な夢の内容は思い出せないけど、とにかくその時に会ったの。もっと前にも会っている気もするけどね」
「ど、どういうこと?」
狼狽える僕に、琴音はゆっくりと話し始めた。
「意識を取り戻した時に、この世界とは違う真っ白な場所にいたの。そこで、左腕のない女の子に会った。すぐに思い出したよ。事故に遭って眠っている時、夢の中で遭ったお姉ちゃんだってね。具体的な夢の内容は思い出せないけど、とにかくその時に会ったの。もっと前にも会っている気もするけどね」