愛している。僕は琴音を誰よりも愛している。

 きっと、琴音にも伝わるはずだ。欲張りかもしれないが、愛も届くはずだ。

 だから、来世でも会えるだろう。例え来世の僕達が僕達でなくても、また琴音に会えるなら会いたい。

 僕の右足は完全に消失した。

 琴音の元へ一歩踏み出した気がする。これから、琴音に一番近いところへと行くのだ。