カトアミケルは小さく頷くと透明になっていき、そのまま消えてしまった。 僕の身体が暖かくなっていく。まるで、琴音の体温に包まれているようだ。 どこからか、ほんのりといい匂いがしてくる。甘くて愛しい、琴音の匂いだ。とても、心地が良い。