あの虹の向こうへ君と

 首元に突きつけられた 偽善の承認欲求
 俺の存在は何処へ
 不感の暴力 洗脳集落

 無益な血と流れていく 冒涜された命
 それは彩られた汚水で
 稚拙な嘘 虚無空間

 崩れた想像に捧ぐ
 新たなるカテゴライズ
 眠れ
 
 届かない流星群
 だけどまた手を伸ばす
 絶望か希望か

 全てを終わらせる 最後の鎮魂歌は
 君を幸福に羽化させる

 再構築された夢の続きを求めて
 忘れない もう一度 君の名前を叫び歌うよ

 首元に突きつけられた 偽善の承認欲求
 俺の存在は何処へ
 不感の暴力 洗脳集落

 裏切ったのは俺の方
 感覚世界と

 遺棄した理解 同一の思考
 触れられない自立した傷

 全てを終わらせる 最後の鎮魂歌は
 君を幸福に羽化させる

 再構築された夢の続きを求めて
 忘れない 何度でも 君の名前を叫び歌うよ
 重なり過ぎた日々を手首に刻んだ
 連れて行くよ 世界の果てまで

 朝の陽射し 灰になった手紙に降り注ぐ
 そう 見えない明日は晴れ