二〇一八年、十一月四日、日曜日。

 残り、四日。

 僕と琴音がバスを降りると、潮のいい香りがしてきた。これからキュルラン教会へと向かうのだ。

 先週のように大雨ではないが、天気は曇っていてあまり良くない。どうせなら、快晴の時に行きたかったが、贅沢も言っていられない。