声がした方へ振り返ると、クラスで目立っている男女が五人が立っていた。


「な、なに?」


 いきなり話しかけられてオロオロする僕に、声をかけてきた男子はニヤニヤしながら聞いてきた。


「斎藤くんって、三年の木村さんと付き合ってるの?」