「名前呼ばれて、うれしかったの」


 その言葉で僕の顔も熱くなってしまった。


「そ、それならよかったよ」


 店員さんに見られているわけではないが、なんとなくこの空気が恥ずかしい。僕はどうにか空気を変えようと提案してみた。