「ありがとう。頑張って似合うの選ぶよ。でも、なにか気に入ったのがあったら、遠慮なく言ってね」


 琴音はまた恥ずかしそうな顔で、小さく頷いた。


 可愛い。


 キュンとくるというのは、こういうことなのか。こうして、二人は恋人同士の距離で雑貨を見ることにした。