二〇一八年、十月二十七日、土曜日。

 残り、十二日。

 やっと着いた。

 道路沿いの住宅の並びに、一件だけポツンと店がある。今日の目的地はここだ。

 駅から遠かったため、少し疲れている。今日は良く晴れているため、夏でなくてよかった。
 僕でも疲れたのだ。琴音は大丈夫だろうか。