僕は明るく言う。


「大丈夫ですよ。お話しするのも楽しいですが、一緒にいるだけで幸せですから」


「あ、ありがとう」


 彼女の顔が赤くなる。

 随分ストレートに言ってしまった。自分が言った言葉を思い出して、僕の顔も熱くなる。