もちろん、女の子っぽい部屋に対して、ツッコミを入れる余裕なんてない。

 でも、ずっとここにいたい。いつものようにお互い特にしゃべらないが、とても幸せだ。


「ごめんね」


「え?」


 突然、木村先輩が謝ってきた。