十一月の半ばと少し先なのは、それまでは木村先輩と過ごせということだろ。僕が彼女を失ったあとのフォローも、きっと考えてくれている。

 善斗くんの優しさに溢れたメッセージだ。

 それにしても、昨日のことを夢のようだと思っているにも関わらず、十一月八日に起きてしまうことだけは現実味があった。悪いことの方が強烈なのだろうか。