二〇一八年、十月二十六日、金曜日。

 残り、十三日。

 放課後、校門の前で待っていた。この待ち合わせの約束は、深夜に口頭でしている。

 もしかしたら全て夢で、誰もここに来ないかもしれない。そんなことを考えてしまうくらい、まだ実感が持てなかった。