「そんなもんいらねぇよ」


「え……でも」


「オレが一番可愛がっている後輩だって、なにか買ってやると喜んで受け取るぞ? まぁ、あいつはまだ小学生だが」


 松山先輩がいくらそう言っても、同じ中学生の私が奢らせてしまうのはどうなのだろうか。