「いいですよ」


 二人は自習室を出て、自転車置き場まで来た。

 二人以外に人はいない。年齢が近い男性と二人きりになることがあまりなく、なんだか緊張してきた。


「ちょっとそこで待ってろ」


 そう言うと、松山先輩はコーヒーを二つ買ってきてくれた。


「はい。おまえの」


「ありがとうございます」