最初は懐疑的であったが、終わった時には純子さんが祈ったから、不幸中の幸いで木村先輩が助かったと思えるようになっていた。

 木村先輩のために真剣に祈ったからだろうか。運動をした後のように疲れてしまった。


「ありがとうございます。もう帰りますが、ちょっと休んでもいいですか?」


「いいですよ。ごゆっくりなさってください」