二〇一八年、十月十八日、木曜日。

 家に帰ってからずっと木村先輩のためにできることを考えていたが、答えはまだ出ていない。気がついたらベッドの上で日付が変わっていた。

 もう、夜も遅い。さすがに寝た方がいいと思ったが、善斗くんにお礼のメッセージを送っていないことを思い出した。それほど、木村先輩のことで頭がいっぱいだったのだ。