「オレの彼女、穂乃果っていうんだ。琴音にしたことをずっと後悔していて、彼女なんて作る気になれなくてさ。でも、大学で出会った穂乃果は特別だった」


「穂乃果さんってどんな人?」


「ホワホワしていて癒される感じだな。穂乃果といる時だけは自分の罪を忘れられる」


 すると善斗くんは、また自分を卑下するように笑った。