「素敵な人だね」


「そうだろ。オレの自慢の彼女だ」


 その女性はどこにでもいそうな普通の女子大生だ。特別に美人ではない。だが、善斗くんの隣にいる彼女は幸せでキラキラしていて、僕達の上にある星のように眩しく綺麗に輝いている。