夜景の光も、星の光も、木村先輩の左胸にある光もそうだ。どれも命の輝きだ。どれも尊いものだ。

 こうした光が集まってできているから、きっと地球はどの星よりも輝いているだろう。

 しばらく二人で星を眺めていた。首が疲れた頃、善斗くんが話し始める。