バイクで受ける夜風は冷たいが、それでもなぜか心地良い。 一時間くらい走り、山道の途中を横に入る。そこには駐車場があり、善斗くんはバイクを停めた。 星空を見に来たはずなのに、目の前の光景に釘付けになってしまう。もっとはっきり見たいので、ヘルメットを外した。