「星が見える所とかない?」


「星か。随分ロマンチックだな。なんか近場でないかなぁ」


 善斗くんは少し考える素振りをしたが、すぐに思いついたようだ。きっと、日頃から色々な場所に行っているため、引き出しが多いのだろう。


「よし、決めた。星で有名な場所ではないが、多分見える。行くぞ」


「ありがとう。楽しみ」