なんと、無計画だったのだ。行きたい場所など急に言われても思いつかず、僕は頭をひねった。


「ちょっと待って。考えるから」


「おぅ」


 行きたい場所を考えていると、先ほど行ったスーパーの駐車場から見た、無機質な夜空が頭に浮かんだ。

 もちろん、これは僕が望んだ星空ではない。行き先が決まった。