【あのさ、ちょっといいかな。聞いて欲しい話があるんだ】


 善斗くんにメッセージを送った。

 高校に入ってからのことは、自分でどうにかするつもりだった。それにも関わらず、無関係な善斗くんに頼ってしまった自分が情けなく、彼にも申し訳ない。