右を見ると、綺麗な横顔がある。触れてしまえば壊れてしまいそうなほど繊細だ。そう見えるのは、木村先輩の命が残りわずかだからだろうか。 いずれにせよ、僕が彼女にこれ以上近づく資格はない。今日は勉強を教えてもらうために来た。これ以上、変なことを考えるのはやめよう。