「水色のダイヤ型のストーンなんだけど、真ん中にした方が綺麗かな?それともこっちのピンクのハート型を真ん中に持っていくべきか……」
「そうだねぇ。私は水色のダイヤ型のストーンの方が綺麗だと思うな。ちょっと大人っぽい気がする。ハート型も可愛いけどね」
「大人っぽい!?じゃあ水色のダイヤにする!!」
「えー!?何その反応!!ブラウン、大人っぽいのに憧れてるの?」
「うん」
「背伸びしたいお年頃なんだねぇ。可愛いなぁ」
「もー!!そういう事言わないでよ!!」
「あははは」
「あははは」

材料を組み合わせていき、ブラウンはブレスレッド。メープルはネックレスを作った。

「おっ!!ブラウン。そのブレスレッド、大人っぽくて良い感じじゃない」
「うん。我ながら上手くできたと思うよ。お姉ちゃんのネックレスも素敵」
「まあ私は作り慣れてるからね。友達とかマリアさんとか色んな人に作ってプレゼントしたりしてるんだよ。ブラウン、あなた初めて作ったのにとても上手じゃない」
「えへへ。そうかなぁ」
「そうだ、ブラウン。ちょっと後ろ向いて」
「えっ?うん」

ブラウンは後ろを向くと、メープルがブラウンの首に作ったネックレスをかけた。

「はい。いいよ。それブラウンにあげる。私からのプレゼント」
「えっ!?いいの?ありがとう。じゃあ私からも。お姉ちゃんにこのブレスレッドあげる」
「いいの?」
「うん。ネックレスのお返し」
「ありがとう、ブラウン。このブレスレッド、大切にするわ」
「私もネックレス、大切にするね」

お互いに作ったアクセサリーを交換したところで、マリアが食事ができたと部屋に呼びにきたので、リビングへと向かった。
リビングに行くとランプアームフィッシュのムニエルと野菜サラダ、そしてクリームスープが並んでいた。

「うわぁ!!美味しそう!!」
「良い匂い!!」

ブラウンとメープルは、席に着いた。ガーネットは、すでに席に着いていた。

「さあ温かいうちに食べましょう」
「いただきます!!」
「いただきます!!」

まずはサラダを食べる。

「このサラダはね、ラウネリアで獲れた野菜なのよ」

マリアが説明してくれる。

「ラウネリアの野菜もコールランドに負けず、美味しいです」

次にクリームスープを飲んでみる。
温かくて濃厚なスープが、ブラウンの喉を通りすぎていく。