乾いた笑いが漏れる。




私は小6の夏休み明けごろから父親の所にいる。




何故かは分からない。




母に突然、父の所に行けと言われて気付けば父の家。




ちょっとして父の家にも慣れてきた頃、母から連絡が来た。




“中学に上がるまでにうちに帰って来ないなら縁切るから”




だってさ。




今まで与えられなかった自分の人生を自分で決める権利が突然与えられると何故か恐怖心に駆られた。




怖くてしょうがなかった。




今だってそうだ。




中学入学までなんてあとちょっと。




そのあとちょっとで決めた事が自分の人生良くしたり狂わせたりする訳じゃん?




それってちょー怖い。