よく考えたらけっこうやばいことしてるのかな。




もうちょっと冷静に判断するべきだったかな？




ま、もう付いてきてしまったものはどうしようもないし。




諦めも人間、結構大事だよね～




気付いたらまた車に乗せられていた。




「どした？本家怖かったか？」




「んーや。考え事してただけ。」




「えぇ～。何考えてたの。」




「そんな気になること？」




「うん。だってゆうかのことは全部知ってたいから。」




「はあ。どうせ、これ答えないと駄目な奴だよね。はいはい、わかりました。いやあ。多分今頃、父は表向きで心配するふりしてても正直邪魔者いなくてラッキーとでも思ってんだろうな。ってかんがえてただけ。」




「なんか突然饒舌になったね。」




「父の声とかしぐさ、性格とか話し方が嫌いで。さっさと父の話をやめたくて。」




「それって父を嫌いってことじゃん」




「いや、そうゆうわけじゃないんだけど。だって人間を構成するパーツってほかにもあるじゃ、」




「いや、ないよ」




突然運転席から声が聞こえた。




「あ、ごめん。口挟んじゃって。」



「いえ。あの、お名前をうかがってもいいですか？」




「はい、これからたくさん会うと思うので。俺の名前は雨笠(あまがさ)　悠(はるか)。よろしく。」




「はい。今後ともによろしく。」





「君の名前も聞いていい？」




「はい。剱(つるぎ)　有価(ゆうか)です。」　




「とつぜん口挟んじゃってすみません。俺も親父の事ゆうちゃんとおなじようにおもっててね。でそれを華(はる)にさ。他にも親父さんっていう人間の中にはあるんじゃない？優しいとこもあるでしょ。って言われてキレたことがあってそん時のことを思い出して感情的になってしまいました。」




「いえいえ。それは私でもキレますね。」




「ホント？ずっと華(はる)におまえあんなんでキレるとかおかしいって言われ続いてたからおかしいのかと。」




「あの、華(はる)って,,,,,,」