僕以外の二人はさっき言っていたように朝練があるため教室へ向かう前に別れた。

教室に入ると、誰もいなくて静かだった。時刻は七時三十分。朝のHRが始まるまでちょうど一時間あった。

「よし、今日も誰もいないしあそこに行くか」

小声でそう言うと、リュックを机の横に掛けて教室を出た。
他のクラスもまだ誰も来ていないようで、運動部のかけ声や軽音楽部や吹奏楽部の楽器の音が廊下に響き渡っていた。