春の匂いと共に新生活がスタートした。

髪をセットし、今流行りのおしゃれな服を着る。こんなこと、君と出会う前までの僕だったら絶対にしないだろう。

時計を見て慌ててドアを開こうとする。そこで僕はあるものを持っていないことに気がついた。扉のついた下駄箱の上を探すと、それはすぐに見つかった。

「あったあった」

その手の中には花柄の可愛らしい御守りがあった。それを見て僕は思わずふっと笑ってしまう。君は今元気にしているだろうか。

僕は大好きな君のように精一杯生きるよ。