キィィィッ ドンッ!
あ、死ぬかも……。
だんだん、い…意識が……と、とお……のいて……き…………た……。
*
『ねぇ〜、ハル〜?聞いてるの?
ぜえぇったいぼーっとしてたでしょ!
さすがに無視は愛《かな》しいって!
もぉ〜。
クスッ』
『悲しい?ごめんね』
『まぁ、別に怒ってないからさ。
そんな真剣に謝らないでよ。笑
ところで、なに考えてたの?』
『ん?それはねぇ、“デートしたいなぁ”って。
あ……。
い、今の忘れて!』
『やだ、忘れないもんね〜笑
嬉しかったから……。』
『“忘れない”って後なにか言った?』
『なんも〜
行こうよ、デート笑』
*
『あ〜楽しかった。
今日はありがと。ま、まぁ、悪くなかったんじゃない?』
『澄麗、和泉 澄麗!すきだ!』
『え、えぇ!?
ひ、人前だよ?!めっちゃ目線集まってるぅぅぅぅ。
わ、わわわ、、私も好きです。
って、付き合ってるんだから笑』
『直接はまだだったから、した方がいいかなって……。
い、嫌だった?』
『いや、嬉しい!』
*
ピッ ピッ ピッ ピッ
「す、すみれ。いずみ、すみれ。
思い出した。こんなところに居られない。
はやく、早く逢いに行きたい。
イッッタッ。」
そうだ、轢かれたんだった。
あの人は…誰?
「目を覚ましたんだね。よかったよ。
もう、目を覚まさないと思っていたから。
なんせ、10日ほど寝ていたからね。
まず、あの状況で助かるなんて奇跡だよ。誰かが守ってくれたのだろう。
まぁ、私の憶測になるが。
君は“ほぼ全身を骨折していてもおかしくない”と言われてここに来た。
だけど幸い右足首の捻挫と左腕の粉砕骨折。
まぁ、粉砕骨折なんてひどいと思うが
車にあたってこれだけだと思うととても運がいいよ。
当たりどころが良かったのだろうね。
話すことは話したと思うんだが、なにか聞きたいことはあるかい?」
聞きたいこと、聞きたいこと……。
「あ、あの。」
「なんだい?」
「どのくらいで退院できますか?」
「あー忘れていたね。だいたい2週間程かな。まぁ、左腕はしばらくギプスだけど
歩けるようになれば退院していいよ。」
「ありがとうございます。
もう大丈夫です。リハビリ頑張ります!」
「無理だけして悪化しないように気をつけなよ。」
「はい、ありがとうございます。」
これから懸命にリハビリをし、
2週間と言われていたところを
1週間で退院した。
今いるここは兵庫。澄麗とは、あれから2年以上も連絡を取ってない。
【突然の連絡ごめん。
あの時は突然姿を消してしまってごめんなさい。あのことの真相や、話したいことがあるから、逢ってくれないだろうか?】
堅苦しいだろうか?
気づいてくれるだろうか?
ブロックされてないだろうか?
忘れられていないだろうか?
今更またあって“やり直そう”と言っても
振られるかもしれない。
それでも逢いたかった。
1度は病気で君のことを忘れてしまった。
けど、思い出すことが出来た。
それでも君を愛してる。
あ、死ぬかも……。
だんだん、い…意識が……と、とお……のいて……き…………た……。
*
『ねぇ〜、ハル〜?聞いてるの?
ぜえぇったいぼーっとしてたでしょ!
さすがに無視は愛《かな》しいって!
もぉ〜。
クスッ』
『悲しい?ごめんね』
『まぁ、別に怒ってないからさ。
そんな真剣に謝らないでよ。笑
ところで、なに考えてたの?』
『ん?それはねぇ、“デートしたいなぁ”って。
あ……。
い、今の忘れて!』
『やだ、忘れないもんね〜笑
嬉しかったから……。』
『“忘れない”って後なにか言った?』
『なんも〜
行こうよ、デート笑』
*
『あ〜楽しかった。
今日はありがと。ま、まぁ、悪くなかったんじゃない?』
『澄麗、和泉 澄麗!すきだ!』
『え、えぇ!?
ひ、人前だよ?!めっちゃ目線集まってるぅぅぅぅ。
わ、わわわ、、私も好きです。
って、付き合ってるんだから笑』
『直接はまだだったから、した方がいいかなって……。
い、嫌だった?』
『いや、嬉しい!』
*
ピッ ピッ ピッ ピッ
「す、すみれ。いずみ、すみれ。
思い出した。こんなところに居られない。
はやく、早く逢いに行きたい。
イッッタッ。」
そうだ、轢かれたんだった。
あの人は…誰?
「目を覚ましたんだね。よかったよ。
もう、目を覚まさないと思っていたから。
なんせ、10日ほど寝ていたからね。
まず、あの状況で助かるなんて奇跡だよ。誰かが守ってくれたのだろう。
まぁ、私の憶測になるが。
君は“ほぼ全身を骨折していてもおかしくない”と言われてここに来た。
だけど幸い右足首の捻挫と左腕の粉砕骨折。
まぁ、粉砕骨折なんてひどいと思うが
車にあたってこれだけだと思うととても運がいいよ。
当たりどころが良かったのだろうね。
話すことは話したと思うんだが、なにか聞きたいことはあるかい?」
聞きたいこと、聞きたいこと……。
「あ、あの。」
「なんだい?」
「どのくらいで退院できますか?」
「あー忘れていたね。だいたい2週間程かな。まぁ、左腕はしばらくギプスだけど
歩けるようになれば退院していいよ。」
「ありがとうございます。
もう大丈夫です。リハビリ頑張ります!」
「無理だけして悪化しないように気をつけなよ。」
「はい、ありがとうございます。」
これから懸命にリハビリをし、
2週間と言われていたところを
1週間で退院した。
今いるここは兵庫。澄麗とは、あれから2年以上も連絡を取ってない。
【突然の連絡ごめん。
あの時は突然姿を消してしまってごめんなさい。あのことの真相や、話したいことがあるから、逢ってくれないだろうか?】
堅苦しいだろうか?
気づいてくれるだろうか?
ブロックされてないだろうか?
忘れられていないだろうか?
今更またあって“やり直そう”と言っても
振られるかもしれない。
それでも逢いたかった。
1度は病気で君のことを忘れてしまった。
けど、思い出すことが出来た。
それでも君を愛してる。