体育祭を終え私たちは以前以上の関係になった。

よく、陽凪薫の家に行ったり、放課後一緒に遊んだり、カフェで勉強会をしたり、、、。

ほぼ毎日一緒に登下校したり。

だけどある日違和感を感じた。

まず、1番大きな違和感。それは10月19日の私の誕生日を忘れていたこと。

そして名前を呼んでくれなくなったこと。

それでも私は気付かないふりをしてた。

だって、私はそれでも幸せだったから。それで関係が崩れるのが嫌だったから。

だけど、ある日突然私と話さなくなって、


冬休みが終わる頃には陽凪薫はいなくなった。


「嘘つき。」