「だけど…告白してきたヤツの中にはさ、しつこいヤツもいたんだよ」
「あきらめられない的な感じの?」
そう言ったモアイ像に、宏美は首を縦に振ってうなずいた。
「告白されるたびに俺も断ってたんだけど、かなり追いかけ回されちゃって…」
「大変だったんだな」
「最悪なことに、ヤツの怒りは俺から心美の方に向けられた。
俺と心美が幼なじみで仲がいいって言うことが気に食わなかったらしい」
「…逆恨みだな」
「ああ」
宏美はそう返事をすると、着ていたシャツのボタンを外した。
「お、おい…!」
突然の行動にアタフタするモアイ像だが、宏美は気にしていないようだった。
真ん中のところまでボタンを外すと、宏美は右手で左の袖を引っ張った。
「あきらめられない的な感じの?」
そう言ったモアイ像に、宏美は首を縦に振ってうなずいた。
「告白されるたびに俺も断ってたんだけど、かなり追いかけ回されちゃって…」
「大変だったんだな」
「最悪なことに、ヤツの怒りは俺から心美の方に向けられた。
俺と心美が幼なじみで仲がいいって言うことが気に食わなかったらしい」
「…逆恨みだな」
「ああ」
宏美はそう返事をすると、着ていたシャツのボタンを外した。
「お、おい…!」
突然の行動にアタフタするモアイ像だが、宏美は気にしていないようだった。
真ん中のところまでボタンを外すと、宏美は右手で左の袖を引っ張った。