昼下がりの大学内にあるカフェテリアで、武藤は考えていた。
「よっ、武藤」
ポンと頭のうえに手が置かれたので視線を向けると、
「何だ、ソースか」
宗助だった。
「そんな浮かない顔してどうしたんだ?
またダメだったのか?」
宗助はそう言うと、武藤の向かい側の席に腰を下ろした。
武藤はプロのミュージシャンになるために、大手事務所にデモテープを送ったり、事務所主催のオーディションに積極的に参加しているのだ。
「違うよ、まだ送ったばかりで結果は出ていないし」
武藤はそう答えると、ブラックコーヒーを口に含んだ。
「じゃあ、何で悩んでたんだ?
卒論で何か厄介な問題にぶつかったのか?」
宗助はタンブラーに口をつけた。
彼が持っているタンブラーの中には、紅茶が入っていることだろう。
宗助はコーヒーが嫌いなのだ。
「よっ、武藤」
ポンと頭のうえに手が置かれたので視線を向けると、
「何だ、ソースか」
宗助だった。
「そんな浮かない顔してどうしたんだ?
またダメだったのか?」
宗助はそう言うと、武藤の向かい側の席に腰を下ろした。
武藤はプロのミュージシャンになるために、大手事務所にデモテープを送ったり、事務所主催のオーディションに積極的に参加しているのだ。
「違うよ、まだ送ったばかりで結果は出ていないし」
武藤はそう答えると、ブラックコーヒーを口に含んだ。
「じゃあ、何で悩んでたんだ?
卒論で何か厄介な問題にぶつかったのか?」
宗助はタンブラーに口をつけた。
彼が持っているタンブラーの中には、紅茶が入っていることだろう。
宗助はコーヒーが嫌いなのだ。