「最終的に決めるのは小祝さん自身だけど、これだけは言わせてください」
宏美は小祝を見つめると、
「お父さんとちゃんと、それも納得するまで話しあってください。
親にお別れの言葉や感謝の言葉を言うことができなくて死んでしまった俺のようになって欲しくないので」
と、言った。
「うん、約束するよ」
小祝が首を縦に振って返事をしてくれたことに、宏美は微笑んだのだった。
「心美」
宏美は心美の名前を呼ぶと、彼女を抱きしめた。
「心美のこと、ちゃんと見守ってるからな。
お前が向こうにくるまで、ずっと待ってるから」
と、宏美は言った。
「うん、待っててね…」
心美が返事をしたことを確認すると、宏美は躰を離して見つめあった。
「さようなら…そして、ありがとう」
宏美が心美からゆっくりと離れた。
宏美は小祝を見つめると、
「お父さんとちゃんと、それも納得するまで話しあってください。
親にお別れの言葉や感謝の言葉を言うことができなくて死んでしまった俺のようになって欲しくないので」
と、言った。
「うん、約束するよ」
小祝が首を縦に振って返事をしてくれたことに、宏美は微笑んだのだった。
「心美」
宏美は心美の名前を呼ぶと、彼女を抱きしめた。
「心美のこと、ちゃんと見守ってるからな。
お前が向こうにくるまで、ずっと待ってるから」
と、宏美は言った。
「うん、待っててね…」
心美が返事をしたことを確認すると、宏美は躰を離して見つめあった。
「さようなら…そして、ありがとう」
宏美が心美からゆっくりと離れた。