「生前とは逆の性別で“この世”を生きること――お前の生前の性別は男やったから、“この世”に復活した場合はお前は女として生きなければならん言うことや」

「女ですか…?」

宏美は呟くように聞き返した。

「まあ、お前はなかなかのええ男や。

“復活”の際の肉体は、とびっきりのべっぴんさんを用意したるわ」

「は、はあ…」

ニッと黄ばんだ歯を見せて笑った神様に、宏美はどう返事をすればいいのかわからなかった。

「それから、2つ目」

神様はピースサインにした指を見せた。

「2つ目は?」

そう聞いた宏美に、
「それは、これからお前を“復活”させた後で教えたるわ」

神様は手を引っ込めたのだった。

「あの…」

宏美は神様に声をかけた。